• 事前にご予約ください
  • 診療の予約はこちらから
  • 発熱外来問診票
  • 発熱外来専用受付

診療案内

急性咽喉頭炎

一度始まると連続した咳となってしまいます

3ヵ月ほど、咳が止まりません。ねばっこい咳です。しばらく咳をすると落ち着くのですが、一度始まると連続した咳となってしまいます。最初は風邪の延長かと思ったのですが・・・。ちなみに喫煙5年目です。

※S-style 518号 「教えて先生!」のコーナーに当院院長の記事が掲載されました。

毎年秋から冬になると急性咽喉頭炎の患者さんが多く受診します。
原因はウイルスや細菌による感染がほとんどです。
秋から冬にかけてこの時期、朝起きたときに口の中が乾いて目が覚めたことがありませんか。

冬は湿度が下がっているため特に夜間にのどが乾燥します。のどは乾燥すると本来の機能が発揮できません。のどが乾燥するとウイルスや細菌が増殖し炎症を引き起こします。急性咽喉頭炎や急性扁桃炎はこのようにして発症します。

症状

のどの奥に痛みを感じ、特に飲み込み時に痛みを感じます。
37~39度の発熱を伴うときもあります。

鼻の奥から濃い鼻水がのどに流れ落ちて痰になり、咳き込みがひどくなり、話しているときに連続した咳が出ることもあります。なんとなく体がだるく、頭痛を伴い首のリンパ腺が腫れることもあります。

注意しなければならないのはインフルエンザとの鑑別です。
インフルエンザは集団で流行し高い熱が続き咳や鼻水だけ出なく関節痛や強い全身の倦怠感が特徴です。いずれにせよ自己判断せずに医師の診察を受けましょう

治療

抗生物質、解熱鎮痛剤、咳止め、去痰剤の内服が主体となります。
これら以上に大事なのがうがい
です

まず口の中をくちゅくちゅとうがいして汚れを取ります。その後のどの奥を洗うように約10秒間うがいします。これを2~3回繰り返し1日に5回は続けましょう。

水分の補給も重要です。
食事以外に大人で2リットル程度、少量を頻回に摂取します。(予防)のどの乾燥を防ぐためにも寝室の加湿が重要となります。加湿器を用い湿度を60から70%に保ちましょう。加湿器がない場合は濡れたタオルを何枚かかけます。朝には窓を開けて空気を入れ換えましょう。

電気毛布や電気敷き毛布はなるべく使用を避けましょう。
電気毛布は鼻やのどを乾燥させウイルスや細菌が繁殖しやすくなります。

タバコは最悪です。タバコの煙がのどや気管の粘膜を刺激するため禁煙をお奨めします。

ページの先頭へ