• 事前にご予約ください
  • 診療の予約はこちらから
  • 発熱外来問診票
  • 発熱外来専用受付

診療案内

低音障害型感音難聴

とても心配で不安なのです

時々、耳がつまったような感じになります。また「ゴー」や「ザー」などの騒音が聞こえるような感じがします。
耳鳴りに似ているような気がします。
最近、転職したばかりでなかなか職場になじめず、ストレスを感じているからでしょうか?とても心配で不安なのです。

※S-style 518号 「教えて先生!」のコーナーに当院院長の記事が掲載されました。

最近、低音障害型感音難聴の患者さんが増えています。原因はウイルス感染や自律神経系の異常とされていますが、はっきりとは分かっていません。

10歳代から40歳代の女性に多く、もともと心配性の方、つわりのひどかった方、肩こりがひどい方、低血圧の方、姿勢の悪い方に多く発症する傾向があります。
心配事、不眠、睡眠不足、ストレス、大事な試験、締め切りが迫っている仕事なども誘因となります。

症状

  • 難聴、耳鳴(キーンキーン、ジージー)
  • 耳閉感(山に登ったときや、トンネルに入ったときに塞がるような感じ)
  • 自声強調(自分の話す声が膜を通して聞こえる感じや響いて聞こえる感じ)
  • 軽いめまい(揺れるような感じや地震でもないのに周りが揺れている感じ)

が主な症状である。

治療

自然治癒もあるが一般的にはストレスがかからないようにして、薬物治療を行います。ビタミンB製剤、末梢循環改善剤、代謝賦活剤、ステロイド、利尿剤の内服を行います。 (経過と予後)比較的治療によく反応し治癒改善率が80%以上と言われています。しかし何回も再発する方やメニエール病に移行する方もいるので注意が必要です。

中には聴神経に腫瘍が見つかった方もいます。この疾患は聴力検査を行っても低い周波数のみ低下するだけで、今まで見過ごされてきた可能性があります。

耳垢がつまっているだけと自分で思い込み、病院を受診しない方も多いと考えられています。この疾患は確実に患者数が増加しており、気になる方は耳鼻咽喉科を受診することをお奨めします。

ページの先頭へ